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2015年10月29日 (木)

サイパン現地報告 その2

10月28日(水) 2日目

2日目,マニャガハ島観光。いかにもミクロネシアの匂いのしそうな名前である。

水着のままホテルを出発。天候は晴れ。バスに乗りサイパン島西側の大通りをまっすぐ進む。椰子の奥にはかつて米軍が上陸作戦を行ったという白いビーチが続き,その向こうは真っ青な海。沖のほうに停泊している大型船は米軍のもの。基地の無い代わりに監視をしているそうだ。

20分ほどで渡船所に到着。学院のそばにある猿島渡船所と似ている。エメラルドグリーンの海に浮かぶ黄色い船が「これからとびきり楽しいところへ連れて行ってあげる」と待っている。本土からの距離は猿島の倍ほどか。グリーンの海面に大きな白い布をふわりと浮かせ,その上に木をランダムに並べたような格好の島。海抜2mくらいしかないような,こじんまりとした感じが特別感をさらに増してくれる。

揚々と乗り込む。本島付近の海は深い緑色。それが次第に明るくなり,薄い緑の着色を施した人工のガラス,もしくは爽やかさを売りにするために南国の海の色にしたマスカットゼリーのような色に変わっていく。つまり,不自然なまでに美しい自然色。太陽の光が,水に自然に溶け込み,水によってそのカドをなめらかに,緩められながら底の白い砂を反射している。珊瑚がある部分だけは紺色に変色している。

島に降り立ち,予定確認を注意事項を聞いたらすぐに自由時間だ。さっそくバナナボートやシュノーケリング,パラセーリング,海でボール遊びなどに散っていく。おいしそうな色をしている海は当然塩辛く,まずはそのギャップに少々驚かされるが,慣れてしまえばみんな海の子,白波の子。ブイに囲われた遊泳区域はせいぜい1.5メートルほどで,泳ぎに自信の無い子でも楽しめる。真っ青な空と雲を見上げて力を抜けば,体が海に漂い,耳に当たるちゃぽちゃぽ音が周囲の音を消してくれるので静かにリラックスすることもできる。

ボートで200mほど沖のシュノーケリングポイントには,珊瑚を棲みかか遊び場にしている多色多様な魚たちが,「人間は僕らに危害を加える生き物」という認識に全く欠けている様子で平然とそばを泳いでいる。手を伸ばして触れようとしても,せいぜい最低限の距離をすうっと保つだけ。至福の時。

別れを惜しみつつ帰路の船に。みんな日焼け止めを塗ってはいても,明らかに焼けた肌は南国の承認印。目をつぶると,また波間に漂っているように,頭がふわふわと回りだす。

夕食はホテルのビーチでのサンセットBBQ。海面に近い太陽の光は,もう我々の目に海の色を届けず,海はただその光を細かい波に白くちかちかと反射させている。暗い色の上に,数万もの点滅したライトが架け橋のように架かっているようだ。夕日を背にした者全てをただの影にするが,決して感傷的にはさせない何か前向きな魔法のような,暖かい幻想的な景色だ。そして肉の美味しさたるや・・・

最高の一日でした。

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