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2021年1月13日 (水)

学院セミナリオ

昨年(2020年)12月中旬に行われた「学院セミナリオ」をご紹介します。
12/16(水)「プレカレッジプログラム」(大学訪問型の学院セミナリオ)が「看護師・歯科衛生士を目指すあなたへ」というテーマでお隣の神奈川歯科大学短期大学部で行われ、11名の生徒が参加。医療系短期大学での学びと職業への理解を深めました。
はじめに、看護学科教授の棚橋泰之先生による看護師の職業についての説明講義を聴講してから、看護学科の施設と設備をご案内頂きました。写真は成人看護学と周産期小児看護学実習室を観察している生徒の様子です。
続いて歯科衛生学科の実習室に移り、実習衣に着替えて実習開始です。歯科材料を使って、自分の指の石膏模型を作る実習を行いました。本来は歯の型を取るために使われるアルジネート印象材を練和し、プラスチック製の円筒の中に流しいれ、自分の指を挿して固まるのを待ちます。次にこの型の部分に石膏を流し込み、指の模型を作ります。印象材も石膏もゆっくり練っていると、すぐ固まってしまいますし、石膏は練った後に気泡を十分に抜かないと、型に行きわたりません。歯科医院で歯型を取ったことがある方は、今回の実習で、難なく現場の歯科衛生士の方が行っている技術の難しさと奥行きの深さに驚いたのではないかと思います。石膏の固まる間に歯科衛生学科准教授の戸田真司先生から歯科衛生士への職業理解を深める講義を聴講、最後は自作の模型を大事そうに袋に入れて持ち帰る姿が見られました。

前日の短期大学部に続いて12/17(木)には歯学部で「歯医者さんの養成だけじゃない!」というテーマでプレカレッジプログラムが行われ、5名の生徒が参加しました。
初めに大学院歯学研究科に今年着任された口腔生化学分野教授の半田慶介先生による「歯科における再生治療~幹細胞療法ってなに?~」を聴講しました。虫歯の治療によって失われた歯周組織を患者さん自らの血清から採った細胞製剤を利用して再生する方法について学びました。
次に研究施設の見学です。今年度は大学にある2つの研究棟にある機器センターと組織培養室、人体資料館、図書館を見学しました。
歯科大学というと、「歯のお医者さんを養成するところ」のイメージが強かったのが、医学的に全身を理解した口腔医療のスペシャリスト養成の場であり、研究や司法解剖などを通して社会に貢献する場でもあることを深く理解する一日となりました。神奈川歯科大学の皆さま、どうもありがとうございました。

 ◆3学期の学院セミナリオは原則オンライン方式に変更して行われる予定です。

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