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2018年8月 6日 (月)

Sydney Homestay 現地レポート2

2日目
かなり冷えた朝。天気は晴れ。車のフロントガラスにはうっすらと霜がおりているほどで、猛暑の日本との温度の落差が激しい。
午前8時に学校の中庭に集合。緊張の一晩だったようで、仲間に会えてほっとした様子でもある。昨夜はホストの友人に紹介されたりホストの活動に参加したりしたようだ。
まずは図書館に集まり今後のスケジュールを確認する。しかし、コーディネーターが色々と説明してくれるが、果たして理解したのかどうかがわからない。一見分かっているようではあるが、たずねてみるとそうではなかったりする。日本の授業でも全く同様で、
静かにはしているが理解できないことに対して当然のごとく質問をするという習慣がないためである。質問されても「え、わたし?」「僕に聞いているのではないだろう」という反応だ。これは彼らの責任ではない。全体の秩序を重んじるが故に個々の反応に注意を払ってこなかった日本の学校の「癖」だと思う。考えるべきことは決して軽くはない。
3名の生徒が学校を案内してくれる。敷地は相当な広さであり、様々な用途ごとの棟が点在している。なだらかな丘の斜面に作ったような学校であるため、日本のように真っ平らなグラウンドはなく広大な芝の、すこーし傾いた感じのグラウンドである。美術室や技術室、家庭科室、音楽室などもあり教室の雰囲気は学院と似ているかも知れない。案内役の生徒を見ると、「独立感」は流石である。明るいし、自分が何をするべきなのか、どういう役目を担ってるのかよく理解していることが分かる。ここでも、日本人の言う「礼儀」と海外文化における「コミュニケーション力」が「美徳」としての同じ価値を持っているのだなと思う。
昼食の時間は中庭(ここに売店があり、昼食時には大勢の生徒が集う場所)に行き、それぞれのバディと会って昼食にする。迎えに来てくれる子たち皆が明るく爽やかである。中には個人的に勉強しているらしい日本語で一生懸命話そうとしてくれる子もいた(海外で
しばしばあるが、僕は生徒に見間違えられやすいようだ)。現地の生徒たちは売店で買ったスナックをパリパリ食べているが、それほど太った子は見受けられないのも不思議なものだ。
午後はそれぞれバディとの授業に参加する。授業が終われば颯爽と帰宅するため、ゆっくり授業の様子の話を聞く時間もないほどだ。正直、早くに帰っても何をすればいいのか迷ってしまうのは我々の、これまた「癖」の1つであろう。オーストラリアの生徒たちも、例えばスイミングやダンス、スポーツなどを放課後にするようだが、塾というものはない。単に価値観の違いといえばそれまでだが、学校のあとまた学習室や塾で勉強、というスタイルは欧米では驚かれることの1つである。いわゆる大学進学率で見れば日本の方が高いのだろうが、そのために青春時代の貴重な時間を勉強のために費やすというのはこちらでは無い価値なのだ。
仕事にしても同様で、オーストラリアの人々ももちろん働き者だが、全く休暇が無いというのは有り得ないようだ。日本でも昨今は働き方改革なんてのが声高に叫ばれているが、確かに考え方は少し変えてもいいのかも知れない。
生徒たちもいろいろな価値観に驚き感じ考えさせられることだろう。これが海外での経験で一番大切なことだと思う。

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